今回は、このような事例相談を受けました
初産婦の妹が、入院して12時間かかって子宮口2㎝・・
陣痛は5分間隔。1時間たっても「何もできることが無い」とスタッフに言われた。神頼みですか?何かできることないですか?
「・・・」行きたいくらい・・
陣痛があるのに進まない「原因」と「助産師ができること」
①子宮口が硬い→臀部をほぐす(前傾か後傾で部位が違う)
②おそらく前傾それもかなりの・・→なので姿勢を変えて楽な姿勢を見付ける→ガスケアプローチがおススメ
③娩出力があるのに、進まない→呼吸法を見直す。できていないことがある 子宮を下げる呼吸はNG(痛いだけ)
④子宮口は後ろにあって、赤ちゃんも高い。手を入れても届かないと言われた→前傾確定!
⑤子宮が下がっていない場合は、腹帯はしない
このようなケアをしてあげたら良いですね!
で・・この産婦さんは、どうなったか?
助産師さんから見守られて、天に任せた結果・・
入院して44時間後に帝王切開になったそうです・・・
この場合、「何もしないのは意図的」?「自然に・・を重視」?「手を出さない主義」?それとも「助産師としての引き出しがない」?
産婦さんが、順調に進んでいて、楽に進んでいる場合はもちろん尊重します!
でも・・トラブっているのならば・・痛いならば・・望んでいるのならば・・何かしてあげたい!
もしも、助産師labのメンバーが解剖をしっかり見て、ケアをしていたら・・・もっと違った経過だったのでは?と。
このご家族から、36時間たった時に、「平井さん、今からでも行ってやってほしい」と言われましたが・・もちろん、それができれば・・ですよね・・。
ぜひ日本の助産師さんにスキルをつけてほしい・・そう願うばかり・・・
しなくても良かった帝王切開の事例・・
陣痛があるのは、赤ちゃんが生まれたがっている証拠です。必ず産まれます!
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