「経産婦さんって産まれやすい!」
基本的にそうです
ただ、前回までお産が早かったけど、今回は‥なんで?ということもあります
陣痛があるのに、なかなか進行しないケースについて勉強しましょう!原因は必ずあります
フォローアップ研修での事例を一つご紹介
2回目の出産。計画無痛分娩で入院になりました。
寛骨を見ると、骨盤前傾?と思い、妊娠経過で便秘・反り腰・恥骨痛・尿漏れ・・という症状もあり、前傾を治すケアに入りました。
アトニンをトントン上げて、陣痛が2分間隔で来るようになりました
だけど・・全然子宮口が開いてきません
先生によって人工破膜をして進んできましたが・・
全開大(10㎝)になってから、1時間30分もかかりました
この時、担当の助産師さんは、「恥骨に圧がかかっている?」ということと「坐骨棘が狭い」という気付きがありました。
その後担当が変わって、努責をして心音低下し、吸引をして出産となったそうです。
さて・・このケース、どうしたらよかったか?
おそらく、骨盤前傾の場合、坐骨棘が開いていることが多いので、全開してからスムーズに進むケースが多いです。
しかし、今回「坐骨棘が狭い」ということは、一見、骨盤後傾?と疑ってしまいましたが、
これは、寛骨が前方回旋しているのではないか?と思いました
仙骨がニュートラルで、前方回旋している場合は、坐骨間が狭くなるケースがあります
腹横筋も働かないので、当然骨盤底筋も働かない→便秘・尿漏れがありますよね
なので、これをケアしてほしいです。
研修でお伝え忘れていましたが、
「分娩整体Advance」って寛骨を生理的な範囲で後方回旋に動かすことをしているので、最初からしていることで、もっとスムーズに進行しているのかと思いました!
もってこいの事例でした!
結論
経産婦で陣痛があるのに、進行が緩やかな方
妊娠経過を見て→尿漏れ・便秘・恥骨痛
骨盤の角度を見て→骨盤前傾?
坐骨棘が狭い→寛骨前方回旋?
①腸腰筋をほぐす
②呼吸を正しく行う+腹帯
③分娩整体Basic→仙腸関節の上部のほぐし+出口部のほぐし
④分娩整体Advance→寛骨の前方回旋を治す
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