さりげなく‥blogをつづっています。
今回は、理論が分かっていないのに、マネだけすることで、患者さんに迷惑が掛かってしまうという事例のお話しです。
私から学んだ助産師が多く存在します。
今回のお話しは、
上司にあたる先輩助産師さんたちは、勉強することも、受講もしない。これまでの培ってきた経験だけ。(もしかしたら・・何か勉強されているかもですが‥)
でも後輩にあたる助産師さんは、頑張ってお金を払って、自分のプライベートの時間を使って、たくさんの知識や技術を学んでいるという
何だか微妙なギャップがある病院でご出産されたお客様のご出産話です。
「9㎝まで行きましたが、帝王切開になりました。すごく悔しくて・・。(赤ちゃんが)出ない出ないと言われました。仰向けでず~~~っと呼吸法をして、上手上手と言われたのに、全然出ませんでした」
ということでした。
呼吸法上手なんや~とは思えないほど、偏平足で、呼吸だけが上手なんだ~と思いました。
だけど、呼吸をしてもらったら、
「あのっ。。こんな呼吸をしていたんですか?」
と確認すると、
「そうです!上手上手と呼吸だけはほめられました」
正直、腹圧をかけすぎた呼吸で、子宮ごと下がるので、逆にこれをしていてもきっと生まれないと確信。
更に・・
「嘔吐してみて!と言われてやりました」
(笑)まじか~。
仰臥位で、呼吸も違い、私が良く生まれにくい時に使う「嘔吐のマネ」をしていましたが・・
残念ながら、根本的に理解していないで、マネだけをしている状態なので、これでは産まれません!
美容院で言うところの、カリスマ美容師のマネだけする、新人美容師というところでしょうか??
これがギャップなんですが、カリスマ新人美容師のマネをする、先輩美容師という感じです。。
おそらく、後輩たちの行っている分娩を外から見て、マネをしたんだと思います。
理論が分かっていないので、それでは・・効果がないです。
そして、スポーツを伺うと、殿筋が硬くなるスポーツのため、子宮口が硬いのだと思い、念のため確認すると、
残念ながら、私の教えた助産師が担当ではなかったので、臀部のほぐしは全くなかったということでした。
一人でも担当していただいていたら…違っていたかもなぁと。。。
「助産師ガチャ」で、かなり良い助産師が多いので、担当する確率の高い病院だったのですが、
学習を怠っている先輩の助産師(経験はあるかもしれませんが、知識が少ない)が担当だったので、帝王切開になりました。
本人からも、「助産師が病院選びで大事とわかりました。しかも年配が必ずしもお産が上手ということではないんですね」ということでした。
残念ながら、それが現状です。
例えるならば・・
美容院に行って、担当が誰にあたるかわからない「美容師ガチャ」と同じことだと思います。
ぜひ美容院(病院)が近いから‥ではなく、カリスマ美容師(カリスマ助産師)がいるから病院を選びました!と言えるそんな世の中にしたいものです・・。
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